天然木薄板・突板仕上げの仏壇を選ぶ

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天然木薄板・突板仕上げの仏壇 (Amazon / Yahoo!)は、仏壇の天然木薄板・突板の樹種、主芯材、深い傷の補修可否で選びます。無垢材でなくても、天然木の木目と予算を両立できる候補です。

天然木の木目を生かした薄板・突板仕上げの仏壇を和室で確認する様子

はじめに

仏壇の写真だけでは薄板貼りと木目印刷を見分けにくく、「天然木」も内部まで無垢材という意味ではありません。本記事では部位・芯材・補修を確認します。

「突き板」は薄板貼りの旧称です。従来型仏壇でもミニ仏壇でも使われ得るため、形式名ではなく品質表示で見分けます。

天然木薄板・突板仕上げとは

仏壇の天然木薄板・突板は、仏壇木部の表面構成の一つで、薄い天然木を芯材へ貼るものです。本物の木を使いますが、無垢材構造ではありません。

インテリア仏壇 ルミエールは「木材の突板(0.1mm~0.8mm程度の薄さの板)を芯材に貼ったもの。」と説明しています。天然木の使用量を抑えつつ木目を出し、芯材で形を支える構成です。

品質表示で表面材と主芯材を読む

仏壇の主芯材は薄板の内側で形を支える材料で、表面材の樹種とは別です。なーむくまちゃん工房は芯材に天然木材、MDF、天然合板を挙げ、MDFを木材繊維の熱圧成形材と説明しています。

品質表示は、仏壇公正取引協議会の公正競争規約で確認できます。消費者庁は同規約の所管機関です。「天然木仕上げ」だけなら、薄板の部位と主芯材を書面で尋ねます。

確認の順番は短くできます。

  1. 表面材の樹種名と「薄板貼り」の記載を探します。
  2. 薄板貼りを使う部位を確認します。
  3. 主芯材の材料名を確認します。
  4. 表面仕上げと修理窓口を確認します。

プリント・厚板貼り・無垢を比較

仏壇の木目調プリント仏壇の厚板貼り仏壇の無垢材構造は、天然木薄板と見た目が似る場合があっても、表面の作り方が異なります。突板とプリントの違いは「天然木か印刷か」、薄板貼りと厚板貼り (Rakuten / Amazon / Yahoo!)の違いは主に木材の厚さ、薄板貼りと無垢の違いは芯材を使う構成かどうかです。

構成表面厚さ・材料の目安芯材購入時の確認点
木目調プリント木目を印刷したシート、または直接印刷天然木の薄板ではないあり「調」「プリント」の表示、剥がれ時の対応
天然木薄板・突板天然木0.1〜0.8mm程度あり樹種、使用部位、主芯材、深い傷の補修
厚板貼り3mm以上の無垢板3mm以上あり貼る面、旧称「練り」、修理範囲
無垢材構造無垢材または無垢材の寄木芯材を前提にしない構成原則なし使用部位、反りへの配慮、重量、保証

仏壇ナビは、薄板貼りを0.1〜0.8mm、厚板貼りを3mm以上として区分しています。同ページによれば、厚板貼りは以前「練り」と呼ばれ、貼り合わせる面の数によって呼び方や価格が変わります。古い商品説明で「二方練り」「四方練り」と出てきたら、薄板貼りとは別の厚板側の用語として読みます。

紫檀調仏壇黒檀調仏壇の「調」は色や木目の表現であり、天然木薄板の表示とは限りません。

木目の意匠と、金仏壇の漆や金による装飾は別の軸で見ます。漆仕上げカシュー仕上げ金箔仕上げも薄板の厚さ区分ではありません。

錺金具仏壇彫刻は装飾や補強です。金粉仕上げ蒔絵装飾は表面装飾で、木部の構成とは分けて確認します。

ルミエールは「店員が見てもなかなか薄板貼りと厚板貼りは区別がつきません。」と記しています。見た目で断定せず、表示書類を確認します。

無垢材には温湿度による反りの可能性もあるため、木材量だけで順位づけません。設置環境、補修、予算を比べ、無垢重視なら無垢材を使った伝統型仏壇を選ぶも確認します。

木目と樹種を見分ける

仏壇の樹種は木目と色、薄板貼り・厚板貼り・無垢は工法の軸です。

ウォールナット材は落ち着いた木肌、タモ材は真っすぐな木目が特徴です。オーク材との違いはウォールナット・オーク・タモのモダン仏壇比較で比べ、工法は品質表示で確認します。

天然木の木目は個体ごとに異なります。店頭では扉や戸板の色差、通販では現物写真と交換条件を確認します。

唐木仏壇では樹種名と「黒檀調」「紫檀調」を区別します。詳しくは黒檀調の唐木仏壇を選ぶ唐木仏壇の特徴と素材表示の読み方で確認できます。

傷・湿気・補修で失敗しない

天然木薄板・突板は、薄板を越える深い傷に注意します。翠雲堂本店も、深い傷では下の基材が露出する場合があると説明しています。

研磨剤や強い洗剤を自己判断で使わず、傷の写真を修理窓口へ送り、塗装修理・貼り替え・部材交換の可否を確認します。

湿気は表面材だけで判断せず、部屋に合う仏壇サイズの測り方に沿って風通しも確認します。直射日光を避け、結露が起きやすい外壁側も点検します。

給気口を塞がず、室内温熱環境を整えます。設置時は水平確認を行い、L型金具を使うなら壁の下地と製品条件を確認します。

仏壇扉の点検と手入れでは、反り、傾き、ほこり、湿気を点検します。台の耐荷重には収納物も含め、耐震粘着マットを固定の代わりにしません。

保証書では、剥がれや通常使用の傷が対象かを確認します。修理窓口と直せる部位まで分かれば、長期使用を見通せます。

天然木薄板が向く人・向かない人

天然木薄板・突板は、天然木の木目、予算、形の安定性を重視し、品質表示と修理窓口を確認できる人に向きます。深い傷を研磨したい人や木材の厚みを重視する人は、厚板貼りか無垢材構造 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)も比較します。

選択の流れは、3つの質問にできます。

flowchart TD
  A["品質表示に薄板貼りの記載がある"] -->|"はい"| B["表面の樹種と主芯材が分かる"]
  A -->|"いいえ"| E["プリント・厚板・無垢を比較し直す"]
  B -->|"はい"| C["深い傷の補修方法と窓口が分かる"]
  B -->|"いいえ"| F["販売店へ書面で確認する"]
  C -->|"はい"| D["薄板貼りを候補に残す"]
  C -->|"いいえ"| F
  F --> G["回答後に再判定する"]

品質表示、主芯材、補修可否の順に確認し、説明が欠ける候補は即決しない判断図です。

購入前に確認する3点

購入前は、候補2〜3台で次の3点を同じ順に比べます。

1点目は表面材です。 樹種、薄板貼りの記載、使用部位を確認します。

2点目は主芯材です。 MDF、天然合板、天然木材などの材料名と使用部位を聞きます。

3点目は補修・保証です。 基材が露出した場合の塗装修理、貼り替え、部材交換の可否を、候補ごとの書面で比べます。

出典

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