黒檀調仏壇
定義
黒檀調仏壇とは、黒檀らしい黒色・黒褐色や縞状の木目を、芯材へのプリントまたは着色によって表現した唐木仏壇です。「黒檀調」は本黒檀や縞黒檀を正面表面材に使ったことを意味せず、品質表示では「黒檀調プリント」「黒檀調着色」のように加工方法と組み合わせて示されます。
主な構成
| 表示 | 表面の作り方 | 確認する欄 |
|---|---|---|
| 黒檀調プリント | 芯材へ木目模様を直接印刷するか、印刷したシートを貼ります。 | 正面表面材、主芯材 |
| 黒檀調着色 | 芯材へ黒檀を思わせる色を着色します。 | 正面表面材、表面仕上げ |
| 黒檀薄板貼り | 黒檀の薄い突板を芯材へ貼ります。黒檀調プリントとは別区分です。 | 木材名、加工区分 |
| 黒檀厚板貼り | 3mm以上の黒檀無垢板を芯材へ貼ります。 | 部位、貼る方向、加工区分 |
選ぶときの確認点
商品名の「黒檀調」だけで材質を判断せず、台輪・戸板・大戸軸の正面表面材、MDFなどの主芯材、表面仕上げ、原産国を順に確認します。さらに、本体寸法だけでなく扉を開いた最大幅、設置面の奥行、内部に安置する本尊・位牌の寸法も照合します。
黒檀調は、天然黒檀の使用量よりも、濃い色調と伝統型の外観、予算との釣り合いを重視する人に向きます。天然木の質感や彫刻の深さ、経年変化を優先する場合は、黒檀薄板貼り・厚板貼り・無垢の表示と比較して選びます。
よくある誤解
「黒檀調」は「黒檀製」の略称ではありません。また、MDFを主芯材とすること自体が直ちに不良を意味するわけでもありません。表示された構成と価格、扉の動作、仕上げの均一性、保証や修理対応を合わせて評価することが大切です。