宗派別に本尊・脇掛・位牌の違いを確認する

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「宗派 本尊 違い」という疑問への答えは、宗派別の本尊・脇掛・位牌を同じ仏壇用品として選ばず、中央の本尊を先に確認することです。次に、左右の脇掛と故人を示す位牌の役割を分けます。本尊名が同じでも、像の姿や掛軸、宗祖の組み合わせは宗派・派で変わるため、最後は菩提寺の案内を優先します。

仏壇中央の本尊と左右の脇掛、位牌の位置を確認する様子

目次

はじめに

宗派別の本尊・脇掛・位牌で迷いやすいのは、三つとも仏壇の中に見えるためです。しかし、仏壇の目的と役割に照らすと、礼拝の中心、教えの系譜、故人の記録は別です。位牌を中央へ置けば本尊の代わりになるわけではなく、本尊名だけ合えば左右の掛軸も自動的に決まるわけでもありません。

宗派別の本尊・脇掛・位牌とは

宗派別の本尊・脇掛・位牌とは、各宗派が礼拝の中心とする対象、そこに関係する宗祖・高僧・仏菩薩、故人や先祖を示す標識を区別する考え方です。外見の好みだけで中央の像や掛軸を決めるものではありません。

本尊は木彫りの仏像だけでなく、絵像、名号、曼荼羅の場合もあります。一方、位牌は故人の戒名・法名などを記す標識です。仏壇礼拝では、本尊を礼拝の中心、脇掛を宗派の系譜、位牌を故人・先祖の標識として分けて確認します。

本尊・脇掛・位牌の役割を混同しない

脇掛は本尊の左右で宗派の教えや系譜を示し、宗祖・高僧・仏菩薩を表す例があります。掛軸は形の名称なので、本尊にも脇掛にも使われます。「本尊対脇掛」は役割、「仏像対掛軸」は形の違いです。

「三幅」は中央の本尊掛軸と左右二幅を合わせた構成を指しますが、小型仏壇では脇侍を省く場合があります。自己判断で省かず、既存品の写真と仏壇の内寸を寺院へ見せて確認します。

主要宗派の本尊と脇掛の違いを早見表で確認する

宗派別の本尊・脇掛・位牌は、本尊名だけでなく、像の姿、左右の脇掛、同一宗派内の派まで確認します。宗派別の仏壇・仏具の早見表は、注文の確定ではなく寺院への確認項目を整理する入口です。

宗派・派代表的な本尊代表的な脇掛・関連像位牌・確認時の注意
天台宗座した阿弥陀如来の例伝教大師・智者大師の例本尊が一様とは限らないため寺院確認を優先
真言宗大日如来の例不動明王・弘法大師など所属する派で脇掛が変わる場合がある
浄土宗舟形光背の阿弥陀如来の例法然上人・善導大師の例阿弥陀如来という名称だけで他派用品と共用しない
曹洞宗釈迦牟尼仏道元禅師・瑩山禅師の一仏両祖位牌は本尊の左右に置く公式例がある
日蓮宗大曼荼羅三宝尊・日蓮聖人、脇に鬼子母神・大黒天の例位牌が多い場合は過去帳への移記例がある
浄土真宗本願寺派阿弥陀如来・名号蓮如上人・親鸞聖人の例掛軸上部の後光8本という見分け方が示される
真宗大谷派阿弥陀如来・名号九字名号・十字名号の例掛軸上部の後光は6本という見分け方が示される

早見表は代表例です。地域、寺院、派、既存の荘厳により異なるため、購入前に所属寺院へ確認してください。

浄土宗では舟形光背の阿弥陀如来、法然上人、善導大師が例示されます。浄土真宗にも阿弥陀如来が現れますが、左右の構成は同じではありません。位牌、法名軸、過去帳 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)の扱いも、宗派内の作法や家の状況を寺院へ確認します。

曹洞宗と日蓮宗の公式案内から分かること

曹洞宗と日蓮宗の公式案内は、本尊を礼拝の中心に置く点で共通します。曹洞宗では釈迦牟尼仏を本尊とし、道元禅師・瑩山禅師との「一仏両祖」や、位牌を本尊の左右に置く例が示されます(お仏壇のまつり方)。

日蓮宗では大曼荼羅を本尊とし、家庭向けには弘安三年三月の大曼荼羅 (Amazon / Yahoo!)を推薦しています(日蓮宗「仏壇について」)。位牌が増えた場合は古い先祖から過去帳へ記し、本尊の一段下中央に置く例があるため、全国一律の配置図では決められません。

位牌・過去帳の扱いは宗派だけで断定しない

過去帳と位牌の扱いは、先祖の人数、既存位牌の形、法要の経緯、仏壇の広さで変わります。葬儀直後の白木位牌は仮の位牌で、正式な本位牌とは段階が異なるため、位牌の文字入れと迎える時期を寺院へ確認します。

位牌が増えた場合も、繰り出し位牌・合同牌・先祖代々への集約や過去帳への移記など選択肢は一つではありません。新たに奉安するときは、仏具店の共通メニュー名だけで判断せず、菩提寺へ本尊・位牌・過去帳ごとに必要な開眼法要を尋ねます。

間違いを避ける確認順序

菩提寺への確認は最初と最後に置きます。寺院名や法要書類から宗派・派を特定し、既存の本尊、脇掛、位牌、過去帳と仏壇内部を撮影して、次の四項目を分けて尋ねます。自宅法要用品の準備も寺院の回答を基準にします。

  1. 中央の本尊は何を、どこから迎えますか。
  2. 左右の脇掛は誰で、向かってどちらに置きますか。
  3. 白木位牌・本位牌 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)・過去帳はどう使い分けますか。
  4. 開眼法要など、迎えるときに必要な儀礼はありますか。

寺院の回答後は、仏壇スペースを採寸します。仏具の寸法適合では、仏壇の号数だけで判断せず、本尊の総高さ、掛軸の幅、位牌の札丈を内部の高さ・幅・奥行きと照合します。

flowchart TD
  A[寺院名と法要書類を確認] --> B{宗派と派が確定したか}
  B -->|いいえ| C[購入を止めて菩提寺へ確認]
  B -->|はい| D[本尊の形と迎え方を確認]
  D --> E[脇掛の人物名と左右を確認]
  E --> F[位牌と過去帳の扱いを確認]
  F --> G[仏壇内寸を測って寺院へ再確認]

宗派と派を確定し、本尊、脇掛、位牌・過去帳、寸法の順に確認する流れです。

本尊は礼拝の中心、脇掛は宗派・派と左右まで確認する対象、位牌・過去帳・開眼法要は菩提寺の指示を優先する対象です。三点が確定するまで注文を進めません。

出典

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