香炉灰

定義

香炉灰(こうろばい・こうろはい)とは、線香を立てる、または折った線香を寝かせて焚くために香炉へ入れる灰状の材料です。線香を支えるとともに、燃えかすが香炉の外へ飛び散るのを抑えます。家庭用では器の6〜7分目が投入量の目安とされています。

主な種類

  • 珪藻土灰:珪藻土を原料とする白色系の灰で、一般的に使われています。
  • 藁灰:藁を燃やして作られ、軽く通気性があるため、寝かせた線香にも使われます。
  • 菱灰:菱の実の殻を焼いた灰で、通気性に優れます。
  • 窯業灰:鉱物を粉砕した比較的固い灰で、線香を立てる使い方に向きます。
  • ガラスビーズ系:水洗いできる製品がありますが、線香を寝かせる用途には適さない製品もあります。

選び方と手入れ

立てるか寝かせるかという宗派の作法に加え、灰の通気性、硬さ、洗浄可否を確認します。燃え残りを定期的に取り除き、灰が締まったら混ぜて空気を含ませます。湿気や汚れが進み、ふるっても使いにくい場合は交換します。ガラスや天然石の製品は、必ず製品ごとの洗浄表示に従います。

関連記事