灰ならし
定義
灰ならしとは、香炉灰の固まりをほぐして内部に空気を含ませ、最後に表面を平らに整えるための手入れ用具です。燃え残りを除く灰ふるいとは役割が異なり、ふるった灰を香炉へ戻した後の仕上げや、日常の軽い手入れに使います。
使い方
- ほぐす:灰の底へ強く突き刺さず、表層から小さく動かして固まりを崩します。
- 混ぜる:締まった灰へ空気を含ませるよう、全体をゆっくり混ぜます。
- ならす:香炉の縁から灰がこぼれない高さを保ち、表面を平らにします。
- 確認する:線香を立てる作法では、火をつける前に一本が安定するか確かめます。
灰ふるいとの使い分け
燃え残りが目立つときは、先に灰ふるいで異物を除きます。表面だけが乱れている場合は灰ならしで整えるだけでも対応できます。湿気で硬くなり、混ぜても使いにくい灰は、無理に押し固めず交換します。作業中に灰が舞わないよう、道具は小さく動かします。