原状回復義務

定義

原状回復義務とは、賃貸住宅を退去するとき、借主側に負担すべき損耗があれば契約内容と公的な考え方に沿って回復する責任です。入居時とまったく同じ新品状態へ戻す意味ではなく、通常の生活で生じる損耗と、故意・過失や通常を超える使用による損耗を分けて扱います。

確認する三つの資料

  • 賃貸借契約書:壁への穴あけや造作について、特約や禁止事項を確認します。
  • 入居時の記録:壁、床、建具の写真と日付を残し、既存の傷を区別します。
  • 管理会社・貸主の回答:施工前に固定方法を伝え、回答を保存します。

神棚設置との関係

神棚の棚板を壁へ固定すると、画鋲程度の穴とは異なる大きさや数の穴が生じる場合があります。また、粘着材を使う方法でも、剥がすときに壁紙が傷む可能性があります。そのため、一般論だけで自己判断せず、実際の契約と使用部材を基準に確認することが重要です。

具体例

カレンダー用の小さな画鋲穴と、重量のある棚を支えるためのネジ穴は同じ条件ではありません。神棚を設置する場合は、棚本体、宮形、神具を含む設置方法を管理側へ示し、撤去後に何が残るかまで確認します。

参考情報

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