吊り盆提灯

定義

吊り盆提灯とは、天井、鴨居、軒先などの上部から下げて飾る盆提灯です。御所提灯、住吉提灯、御殿丸などの形があり、床面を使いにくい場所でも空間の上部へ配置できます。一方、吊り具を付けられる場所と、提灯の全長を収める高さの確認が欠かせません。

主な種類

  • 御所提灯 — 火袋が壺形にふくらむ代表的な吊り型です。岐阜提灯と呼ばれる場合があります。
  • 住吉提灯 — 円筒形の細長い吊り提灯です。地域によってよく使われる形が異なります。
  • 御殿丸 — 丸い火袋に手板と房を付けた吊り型です。

設置前に確認すること

吊り盆提灯は、取付面の材質、金具の固定方法、床からの高さ、電源方式を先に確認します。木製天井にヒートンを使う方法、鴨居用の吊り具を使う方法、穴を開けられない住まいで専用スタンドを使う方法があります。紙、絹、木を用いた製品は雨や湿気で傷みやすいため、屋外では屋根のある場所を選びます。

活用シーン

玄関や軒先に目印として掲げたい家庭、仏壇まわりの床を広く残したい家庭に向きます。賃貸住宅や天井へ固定できない部屋では、置き型へ切り替えるか、吊り提灯用スタンドを使う選択肢があります。地域の慣習が分からない場合は、菩提寺や仏具店へ形と飾る場所を確認します。

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