搬出経路の有効幅

Definition

搬出経路の有効幅とは、壁から壁までの見かけの幅ではなく、ドアノブ、郵便受け、手すり、巾木などの突起物を差し引いた、荷物が実際に使える最小幅です。大型仏壇の採寸では床面だけでなく、仏壇が接近する高さでも測ります。

測る場所

  • 玄関扉:扉を作業時の角度まで開き、戸当たりや取っ手を含めた狭い部分を測ります。
  • 廊下:左右の壁間に加え、手すり、収納扉、巾木、固定家具が張り出す位置を測ります。
  • 階段:踏面上の幅だけでなく、手すりと反対側の壁の間、低い天井や梁の下を確認します。
  • 室内扉:扉本体の厚みやドアノブが通過方向へ出る場合、その分を有効幅から除きます。

記録のしかた

測定表には「壁間寸法」と「有効寸法」を分けて記入します。たとえば廊下が広く見えても、手すりの位置だけ狭くなるなら、搬出可否を左右するのはその地点の有効幅です。各測定地点へ番号を付け、同じ番号を写真にも写すと、事業者が図面と現場写真を対応させやすくなります。

よくある誤解

玄関の建具枠だけを測れば十分とは限りません。扉を開いた状態の内側寸法、玄関前後で向きを変える空間、ドアノブなどの突起まで含めて初めて、搬出時に使える幅が分かります。

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