お彼岸のお供え物
定義
お彼岸のお供え物とは、春分の日と秋分の日を中日とする各7日間に、故人や先祖をしのんで仏壇や墓前へ供える品です。仏教で供養の基本とされる香・花・灯明・浄水・飲食の「五供」を軸に、家庭ではおはぎ・ぼたもち、果物、菓子、線香、ろうそくなどを選びます。他家へ贈る場合は、宗派や地域、保存性、分けやすさ、包装も確認します。
主な種類
| 種類 | 代表例 | 選ぶときの要点 |
|---|---|---|
| 香 | 線香、抹香 | 宗派ごとの供え方と香りの強さを確認します。 |
| 花 | 菊、百合、季節の花 | とげ・毒・強すぎる香りを避け、花器の大きさに合わせます。 |
| 灯明 | ろうそく | 火を使う場所では安定した燭台と消火確認を優先します。 |
| 浄水 | 水、お茶 | 宗派によって水を供えない場合があるため、家の作法を確認します。 |
| 飲食 | おはぎ、果物、個包装菓子 | 傷みにくさ、常温保存、家族で分けやすい量を見ます。 |
自宅用と贈答用の違い
自宅の仏壇では、日々使う線香やろうそく、故人の好物、季節の花など、家の習慣に沿う品が中心です。墓前の食べ物は半紙や懐紙の上に置き、参拝後は動物被害や腐敗を防ぐため持ち帰るのが基本です。
他家へ贈る供物は、受け取る側の保管と分配まで考えます。常温で日持ちする個包装菓子や、使えばなくなる進物線香・ろうそくは扱いやすい選択です。掛け紙は黄白または黒白の結び切りを使い、表書きは「御供」とする例があります。宗派・地域・家ごとの差があるため、迷う場合は施主や菩提寺へ確認します。