祭祀財産
定義
祭祀財産とは、祖先の祭祀と結び付いた系譜、祭具、墳墓などを、一般の相続財産とは分けて考えるための法的な区分です。仏壇、位牌、墓などを遺品整理で見つけた場合は、通常の家財と同じ箱へ入れて処分を急ぐのではなく、誰が祭祀を担うかを先に確認します。
主な対象
- 系譜:家系図や過去帳など、家の系統や故人の記録に関わるものです。
- 祭具:仏壇、位牌など、日常の供養や祭祀で用いるものです。
- 墳墓:墓石や墓地の使用関係など、埋葬と祭祀の場に関わるものです。
遺品整理での扱い
祭祀品を見つけたら「保留」と明記した場所へ移し、相続人全員に写真を共有します。処分、移動、閉眼供養などの判断はその場で決めず、祭祀を引き継ぐ人、親族、菩提寺や霊園へ順に確認します。金銭価値だけで残すか捨てるかを決めないことが、誤処分と親族間の行き違いを避ける基本です。